タイピングした英語を自動補完してくれる「Ginger Widget」が凄そうなのでネイティブスピーカーの同僚に使ってみてもらった。

こんにちは!Studio SPECのakrです。

先日インターネットでタイピングした英語を自動補完してくれる「Ginger Widget」というサービスの存在を知りました。
まともな英語が話せないながらも英語圏であるオーストラリアで生活している僕にとって、とても気になるサービス。

恥ずかしい英語とはおさらば!しかも無料。

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Ginger

で、サイトをざっとみて凄いなーと思いつつ早速インストールしてみて使ってました。ワクワク

ちなみに2種類のインストール方法があります。

まず、パソコン自身にインストールする方法。

こちらを利用すると、GoogleClhomeやSafari等のインターネットブラウザのほか、WordやPorwPoint等のマイクロソフトオフィス製品でも英語を補完してくれるようになります。

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ページのこの部分をクリックするとインストーラーをダウンロードすることが出来ます。後は手順に沿って下さいね、

そして、Google Chrome、Safari、FireFoxならブラウザに直接インストールする事が出来ます。

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Google Chromeウェブストア

後はWordでもGmailでもブログでもなんでも!
英文を書いてみると。

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このように英文に誤りがあった際は教えてくれる上に修正してくれるようになるんですねー!

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まるでDreamWeaverがhtmlタグの誤りを教えてくれるみたいに、タイピングした英単語に間違いがあった場合はこのように教えてくれます!

そして更にこの「Ginger Widget」の面白いところ。

それは英文法自体が的確な表現で構成されているのかをチェックして構成してくれるらしいです。

http://www.getginger.jp/rephrase/index.html

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こちらのページの入力欄に英文を入力して「Try another」をクリックすると正しい英文の候補が表示されるみたいです。

では早速試してみましょう!

……

と、言いたいところなのですが、僕のEnglishは前途したとおり、Very poorなのでその英文が合っているのか間違っているのかの正確な判断が出来ません。

ネイティブスピーカーの同僚に使ってみてもらった。

そこで、我がStudio SPECの外交官、Alex大先生に使ってみてもらいたいと思います!
Alexは生まれも育ちもオーストラリア、生粋のオージーです。

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Alex

普段はStudio SPECでグラフィックデザインや英語媒体に対する広報、ウェブサイトや広告の翻訳を担当しているお菓子作りが上手な心優しい青年。
日本に留学経験がある為、日本語がめちゃくちゃ上手。白身魚のお刺身が好き。

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「Alexさん!Alexさん!インターネットでこんなサービスを見つけたんですけど、ちょっとみてくださいよ!」

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「へー!こんなサービスがあるんですね。僕が日本語を勉強していたときに、コレの日本語版があったらよかったな~!」

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「で、こんな風にタイピングした英語に誤りがあった場合は教えてくれるんですよ!」

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「フムフム、リアルタイムで間違いを教えてくれるわけですね。これは賢いデスネ。」

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「更にこれを使うと、英文法の表現が的確なのか診断して最適化してくれるみたいなんですけど、僕は英語が苦手で・・・」

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「akrさんはもっと英語を勉強した方が良いですよ。akrさんの英語、よく意味がわかりませんよ。」

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「・・・」

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「さておき、このGinger Widgetに何パターンか英文を入力してみ試してみてもらっても良いですか?
出来れば、」

  • そもそも正しい英文を入力
  • 未完の英文を入力
  • 子供言葉やスラングで入力
  • Google翻訳で作った完全に正しくない英文を入力
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「みたいに入力して実験してくるとうれしいです!」

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「OK!」

ALEXがGinger Widget使ってみます

Studio SPECのALEXです。それでは英語がダメなakrさんの代わりに僕がGinger Widgetを使ってみます!

そもそも正しい英文を入力

Grammar Checkerは実にスペルミスには役に立ちます。しかし、その点にはワープロソフトなどがあるでしょう。不変化詞(on, in, at, ofなど)の正しい使い方では、Gingerは物足りないですね。わざと間違った不変化詞を入れたセンテンスを書けば、大体その間違いを指摘されないです。英語のネイティブのように話すため、やっぱり不変化詞をきれいに使うとだいぶ印象が変わります。

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Do you want to go for a swim at the beach tomorrow?
誤/Gingerの訳: 明日に海泳ぎに行きませんか?
正: 明日、海へ泳ぎに行きませんか?

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When I hung out the washing, it suddenly rained a short time later
誤/Gingerの訳: 洗濯物に掛けたとたん、急に雨が降りました。
正: 洗濯物を干したとたん、急に雨が降りました。

ちなみにこの二つの例、英語では’Do you want to go for a swim tomorrow’と’When I hung out the washing, it suddenly rained a short time late’が正しい。’Tomorrow’の前に不変化詞がめったに使いません。よく見る間違いは、’in tomorrow’,’on tomorrow’で書くことですよね。後、二つ目の場合に「洗濯物を干す」と英語で言えば必ずhang out(過去形はhung out)なんです。このルールを覚えておくと非常に便利です!

未完の英文を入力

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よく、はっ?と思う英語が出てきてしまいます。「rutabagas」とは、一体何でしょう?調べれば、日本語でルタバガと言うカブに似る根菜種らしいが、それが何でこの言葉がでるのかはとても不思議。料理で新しいことを知ったかもしれないがこれで英語力が強めるわけにはいかないと思います。

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この例文、上手いこと行けたなぁと思ったら最後のセンテンスが目に入りました。’Starred shows I have tickets to’と言うのは何の事かよく考えてみましたが、未だに分かりません。英語のネイティブスピーカーである僕でも分からなければ、英語の習っている方が理解せず使ってしまうかもしれないですね。

子供言葉やスラングで入力

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この二つはまあ、こども言葉/スラングなのであたる可能性が低いと認めますが、勧められる言葉がおもしろいです。’Bot-bot’はあかちゃんの哺乳びんのことだけど、それが変な言葉になってしまいました。「両方のビートをくれ」と。なんとわがままな子供ですね。二つ目はよく聞くオージースラングで、「もう一本ソーセージをbarbie (BBQ) に載せちゃえ」との意味だが、そのセンテンスの修正はbを大文字で、BBQはBarbie人形になっちゃいました!Barbie人形がかわいそうですね、ソーセージを載せられて。

Google翻訳で作った完全に正しくない英文を入力

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わー、これはひどい。日本語の原文がそこまで複雑じゃないのに、Google翻訳に入力してこんなに変な英語になっちゃうし、Gingerでも間違いを一つも指摘しません。

誤/Gingerの訳: あなたはあなたがパーティーに行かなかった昨日なんで?

誤/Gingerの訳: 英語のもっと勉強した人がいい!

ところで、元の文章と、もっとましな翻訳はこちらです。

なんで昨日のパーティーに行かなかったですか? Why didn’t you go to the party yesterday?

もっと英語を勉強した方がいいですね! You should study English more!

ALEX的感想

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単純に言うと、このソフトだけを利用して、ましな英語の文章ができることはないと思います。あと、皆様がご存知のGoogle翻訳みたいに、このソフトに頼ってしまうと英語能力も向上しません。

僕のとても尊敬する翻訳の教師はこう言われました。コンピュータ、あるいは機械が諸説を書けるようになったと現実になるまでは、機械翻訳は不可能です。Gingerみたいなソフトは同じですね。Gingerと言うのは「機械」が文章を書くみたいなことで、やっぱりその技術はまだ遠い将来にはあるかもしれないが現在ありえないことです。

ある程度の英語力があってこそのツールっぽい

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ALEXさん、有難うございます!

なるほど。やはりある程度の英文を書ける事が前提のツールなのですね。それ位のレベルの人にとってはスペルミスや誤植を指摘してくれる便利なツールのようですね。

当たり前だろ!って声が聞こえてきますが、コレを使えば英語が全く分からなくても英文が書けるって訳ではないようですね。僕の場合は、こういったツールを使う前に英語の基礎をしっかりと勉強しないとダメなんだと言う事が解りました。

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